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「経済社会学会第48回全国大会をふりかえって」

経済社会学会『ニューズレター』2012.3.6. 53号、4頁、所収

 

橋本努

 


 

48回全国大会は、北海道大学を会場として、201291日(土)〜2日(日)に開催されました。大会のテーマは「3.11後の環境と経済社会」。2011311日に起きた東日本大震災とその後の原発事故を受けて、本大会ではとりわけ、市民の参加に開かれた「一般公開フォーラム」として、「3.11後の環境と経済社会問題を考える」を開催し、同時に「共通論題」においても、「3.11後の環境と経済社会」と題するセッションを開催しました。この他、自由論題報告においても、大震災ないし原発事故に関わる報告がいくつかあり、大会全体として、広範囲にわたって、共通のテーマに関する真摯な討論を交わすことができました。

 大会の開催に際して、当初は報告希望者の数に不安もありましたが、締め切り直前になると多数の応募に恵まれ、自由論題報告は24セッションとなりました。時間の許す範囲で最大限の報告数を組みましたが、一部の方々には、報告のご辞退を申し上げなければならず、ご迷惑をおかけしました。ここに記してお詫び申し上げます。

 本大会への会員の参加は95名であり、この他、一般市民の方々も多数参加されました。大会運営の面では、行き届かなかった点も多々あるかと思います。今後もご批判を賜りますと同時に、どうかご寛容くださいますようお願い申し上げます。

準備の段階から、鈴木純先生および上沼正明先生には、とりわけお世話になりました。また塚田久美子様(北大事務助手)には、パンフレットの印刷や会場の設営、あるいは懇親会場やお弁当の手配に至るまで、さまざまな点でご尽力いただきました。さらに大会案内の郵送や大会当日の会場受付、あるいは会場の後片付けなどにおいて、とりわけ北海道大学の学生の方々には、惜しみないご支援をいただきました。皆様のご協力を賜りまして、大会を運営することができましたことを、改めて感謝申し上げます。

 

プログラム委員会委員長 橋本努